資産価値とは何か

賃貸収益だけでは測れない、建築の価値

「資産価値を高める」
不動産や建築の世界では、ごく当たり前のように使われる言葉です。

しかし、その「資産価値」とは何でしょうか。

・賃料が上がること。
・空室が減ること。
・建物価格が上がること。
・維持管理費が下がること。

もちろん、それらは重要な資産価値です。
しかし、それだけが建物の価値なのでしょうか。

私たちは、そうは考えていません。
建物には用途があります。オーナーには目的があります。
そして、その目的によって「価値」の定義そのものが変わるからです。


賃貸物件には、賃貸物件の資産価値がある

賃貸オフィスであれば、

・入居者に選ばれること。
・適正な賃料を維持できること。
・長く使われること。
・修繕しやすいこと。
・管理しやすいこと。

これらはすべて資産価値です。
デザインも、そのための手段です。

しかし、見た目が美しいだけでは十分ではありません。

・リーシングに役立つか。
・運営しやすいか。
・投資回収につながるか。

そこまで考えて初めて、価値になります。


自用物件では、価値の物差しが変わる

ところが、自用物件では話が変わります。

企業の本社、ホテル、ショールーム、迎賓施設、個人邸。

こうした建物では、必ずしも賃料収入を目的にしていません。

・企業ブランドを表現する。
・家族の人生を形にする。
・来訪者に強い印象を残す。
・企業文化を伝える。

そこに価値があります。
つまり、収益だけでは説明できない価値が存在します。


建築は、ときに芸術作品になる

象徴的な例があります。

2023年、世界的なアーティストであるビヨンセとJay-Z夫妻が、建築家・安藤忠雄氏が設計したマリブの住宅を約2億ドルで購入したことが大きな話題になりました。もちろん、海沿いの米国有数の超高級住宅街という立地もあります。
しかし、それだけではありません。

世界的建築家による作品。唯一無二の空間。
所有すること自体の価値。
建築としての芸術性。

これらが重なって、その価格を形成しています。
これは、収益不動産とはまったく違う価値の世界です。


「好きだから造る」という価値もある

時々、「収益なんて関係ない。」
「どうしても、この建物を造りたい。」
というオーナー様もいらっしゃいます。

私たちは、それを否定しません。
もちろん、法令、安全性、周辺環境、社会的規範。
これらは必ず守らなければなりません。

しかし、その範囲であれば、
オーナー様が人生をかけて実現したい建築には、大きな価値があります。

建築は投資商品である前に、
文化でもあり、芸術でもあり、

人生そのものでもあるからです。


世界には、収益性だけでは説明できない建築が数多く存在する

フランク・ロイド・ライトの落水荘。
ミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸。
ル・コルビュジエのサヴォア邸。
安藤忠雄氏の住吉の長屋。

これらは、「投資効率」だけでは決して説明できません。

それでも、世界中の人が訪れ、
学び、語り継いでいます。

建築には、数字だけでは測れない価値があることを示しています。


私たちは、価値を一つに決めつけません

だからCUSTOM BUILDでは、
最初から「収益性だけが正解」とも、
「建築に芸術性の追求は不毛、無駄」とも考えません。

賃貸なら収益。
ホテルなら体験。
ブランド施設なら世界観。
自用なら思想。

その建物ごとに、価値の物差しを考えます。


やるべき理由があるなら、やる時はやる

私たちは、オーナー様の夢を無条件に肯定することもしません。
逆に、「収益性が低いから」
という理由だけで否定することもしません。

その建築は成立するのか。
社会的に受け入れられるのか。
法令を満たすのか。
本当にオーナー様が望んでいることなのか。

そこを一緒に考えます。
その結果、「唯一無二の建築を実現したい。」
という答えにたどり着いたなら、

私たちは、その実現に向けて全力で動きます。
必要であれば、世界的な建築家への相談も選択肢になります。

それもまた、私たちが考える「程よく創る」です。


「程よい」とは、価値を決めつけないこと

「程よい」とは、平均的という意味ではありません。
無難という意味でもありません。

建物には、建物ごとに違う価値があります。
オーナー様には、オーナー様ごとの人生があります。

私たちは、その建物にとって、そのオーナー様にとって、何が本当の資産価値なのか。
そこから一緒に考えることを大切にしています。
だから、「程よく創る」とは、控えめに創ることではありません。

その建物にとって最も価値の高い答えを見つけること。

それが、CUSTOM BUILDの考える「程よく創る」です。

執筆:プロパティー・パートナーズ株式会社
営業本部 クリエイティブディレクター
監修:建築技術部

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プロパティー・マネジメントサービス

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