6つの基本姿勢
Six Principles in Practice
程よく創るために
CUSTOM BUILDでは、ビル・不動産のバリューアップを考えるうえで、6つの基本姿勢を大切にしています。
それは、単に見た目を整えるための考え方ではありません。
用途、立地、ターゲット、賃料水準、法規制、施工性、運用後の使いやすさまで踏まえ、建物ごとに必要な改善を見極めるための実務的な判断軸です。
やり過ぎない。
けれど、物足りなくもしない。
この「程よい姿勢」を、計画と実行の両方に反映していくこと。
それが、CUSTOM BUILDの基本的な考え方です。
01 Balanced Approach
やり過ぎない、けれど物足りなくもしない
建物のバリューアップでは、目立つデザインや大きな改修を行えばよいとは限りません。
重要なのは、その建物にとって本当に必要な改善を見極めることです。
用途、立地、ターゲット、賃料水準、投資回収、将来の運用まで踏まえると、必要な打ち手は物件ごとに異なります。
過剰な改修は、工事費や維持管理の負担を増やします。
一方で、費用を抑えすぎれば、印象も機能も中途半端になり、十分な効果が出ないことがあります。
CUSTOM BUILDが大切にしているのは、過剰でも不足でもない判断です。
やり過ぎない。
けれど、物足りなくもしない。
建物の状態と目的に合わせて、必要な改善を過不足なく整えること。
それが、私たちの考えるバランスの取れたバリューアップです。

▶『府中プレイス』ーエントランスリンベーションー
府中プレイスでは、建物全体を大きく変えるのではなく、エントランスまわりに絞って改修を行いました。 照明にはレトロ感のあるヨーロピアン・ランタンを採用し、館名板やファサードも既存建物の雰囲気に合わせてレトロモダンな印象に整えています。 部分改修は、やり方を間違えると「そこだけ新しい」という違和感が出てしまいます。 限られた範囲でも、どこを変えるかを見極めれば、建物全体の印象を高めることができます。
02 Functional Beauty
遵法性と機能美を両立する
建物の価値を高めるためには、見た目の印象だけでなく、建物としての正しさが欠かせません。
用途変更、消防、避難、構造、設備容量、バリアフリー、施工性など、ビル・不動産の改修では、外から見ただけでは判断できない条件があります。
どれほど美しく見える空間でも、法規や施工上の無理があれば、長く使い続けることはできません。
一方で、法規や機能だけを満たしていても、空間としての魅力や使いやすさが不足していれば、入居者や利用者に選ばれにくくなります。
CUSTOM BUILDでは、遵法性、機能性、施工性、運用後の使いやすさを踏まえながら、空間としての心地よさや印象も大切にします。
建物として正しく、使いやすく、印象もよいこと。
その両立を目指すことが、私たちの考える機能美です。

▶『両国プレイス』ーオフィスから住居へコンバージョンー
両国プレイスでは、既存のオフィスビルを住居へとコンバージョンしました。 オフィスを住まいに変えるには、内装を整えるだけでなく、用途変更に伴う法規制、避難計画、設備、水回り、採光・換気などを整理する必要があります。 そのうえで、住居としての使いやすさや暮らしやすさを計画に反映しました。 建物としての正しさと、空間としての心地よさを両立させる。 両国プレイスは、Functional Beautyを表す事例のひとつです。
03 Reframing Potential
弱点も強みに変える視点
不整形な貸室、独立柱、古い共用部、使いにくい動線、天井の低さ、設備の古さ。
一見すると弱点に見える要素も、見方を変えれば、その建物らしさや使い方のヒントになることがあります。
もちろん、すべての弱点がそのまま強みになるわけではありません。
隠すべきもの、直すべきもの、説明すべきもの、見せ方を変えるべきものがあります。
大切なのは、弱点をただマイナスとして扱うのではなく、どうすれば判断材料になり、どうすれば魅力に転換できるかを考えることです。
たとえば、独立柱はレイアウトの制約になる一方で、ゾーニングや棚、照明、グリーンなどの工夫によって、空間の特徴に変えることができます。
古い共用部も、全面的に作り替えるだけでなく、照明、サイン、素材、清掃性を整えることで、印象を大きく変えられる場合があります。
CUSTOM BUILDでは、建物の弱点を隠すのではなく、使い方や見せ方を再構成し、物件ごとの可能性を引き出します。
弱点をどう読み替えるか。
そこに、バリューアップの余地があります。

▶空室オフィスのレイアウトCG
■使いにくさを、見せ方で変えた事例ブログ
空室区画の弱点は、必ずしも大きな工事だけで解決するものではありません。
独立柱、不整形な間取り、レイアウトしにくい広さなども、使い方を整理し、見せ方を工夫することで、検討しやすい空間に変えられる場合があります。
このブログでは、空室オフィスのレイアウトCGを使い、借り手が使い方をイメージしやすくする工夫を紹介しています。
弱点を隠すのではなく、使い方の提案に変える。
それも、CUSTOM BUILDが考えるバリューアップのひとつです。
04 Needs-Driven Improvement
時代のニーズに合わせた機能改善を
建物に求められる機能は、時代とともに変化します。
空調、照明、水回り、通信環境、セキュリティ、共用部、エントランス、サイン、宅配対応、清掃性、使いやすい動線。
以前は十分だった設備や仕様も、現在の利用者の感覚では不足していることがあります。
特に賃貸用ビルや収益不動産では、利用者が求める機能と建物の現状にズレがあると、空室や賃料、満足度に影響することがあります。
ただし、すべてを最新化すればよいわけではありません。
建物の用途、想定テナント、賃料水準、投資回収、管理体制を踏まえ、どこを改善すべきかを判断する必要があります。
目立つ部分を整えることも大切です。
同時に、日々の使いやすさに関わる機能改善も欠かせません。
CUSTOM BUILDでは、今の使われ方とこれからのニーズを見据えながら、建物に必要な機能改善を検討します。

▶『都立大レジデンス』ーエントランスに宅配ボックスー
目黒都立大レジデンスでは、やや古さを感じさせていたエントランスまわりをリノベーションし、建物の顔となる部分をモダンな印象に整えました。 外観イメージを更新するだけでなく、現在の暮らしに欠かせない宅配ボックスの設置スペースも確保。デザイン面の改善と、入居者の利便性向上を同時に実現しています。 見た目を新しくするだけでなく、今の住まいに求められる機能を加えること。 目黒都立大レジデンスは、Needs-Driven Improvementを表す事例のひとつです。
05 Project Leadership
PM/CMの視点でプロジェクトを動かす
ビル・不動産のバリューアップには、多くの関係者が関わります。
オーナー、管理会社、設計者、施工会社、設備会社、行政、テナント、仲介会社、運営会社など、プロジェクトの内容によって関係者は変わります。
そのため、良いアイデアがあっても、工程、品質、コスト、役割分担が整理されていなければ、計画は前に進みません。
特に、大型のリノベーション、コンバージョン、共用部改善、セットアップオフィスなどでは、設計や施工だけでなく、事業性や運用面を踏まえた調整が必要になります。
CUSTOM BUILDでは、PM/CMの視点を持ちながら、プロジェクト全体を整理します。
・何を優先するのか。
・誰が何を判断するのか。
・どこにコストをかけるのか。
・どの順番で進めるのか。
・計画上のリスクをどこで確認するのか。
こうした実務的な整理を行いながら、建物のバリューアップを現実的に前へ進めます。

▶『ホテル桜 嬉野』ーコンストラクションマネジメントー
ホテル桜 嬉野では、大規模リニューアル工事におけるコンストラクション・マネジメントを担当しました。 ホテルの改装は、デザインや施工だけでなく、予算、工程、品質、法令対応、関係者調整など、多くの要素を整理しながら進める必要があります。 計画段階のCGパースを、単なる完成予想図で終わらせず、実現可能なプランとして調整し、完成まで伴走すること。 ホテル桜 嬉野は、PM/CMの視点でプロジェクトを前に進める、Project Leadershipを表す事例のひとつです。
06 Integrated Know-How
多様なノウハウでバリューアップ支援を
建物の価値向上に必要な手法は、一つではありません。
リノベーション、コンバージョン、用途変更、共用部改善、空室区画の見直し、セットアップ、修繕、リーシング、プロパティーマネジメント。
それぞれは別々の業務に見えますが、実際には深くつながっています。
空室が続く理由は、賃料だけとは限りません。
貸室の仕様、共用部の印象、用途のミスマッチ、募集時の見せ方、管理状態など、複数の要因が関係していることがあります。
だからこそ、建物の価値向上を考えるときには、一つの専門領域だけを見るのではなく、複数の視点を組み合わせることが重要です。
CUSTOM BUILDでは、建築改善だけでなく、リーシングや運営管理の視点も踏まえながら、物件ごとの課題を整理します。
つくる視点。
貸す視点。
管理する視点。
使い続ける視点。
これらを組み合わせることで、建物に合ったバリューアップの方向性を検討します。
多様なノウハウを一つの判断に結びつけること。それが、CUSTOM BUILDのバリューアップ支援です。

▶VALUE UPー多様なノウハウで、建物の価値を見直すー
建物の価値向上に必要な手法は、一つではありません。 リノベーション、コンバージョン、用途変更、共用部改善、空室対策、PM/CM、リーシング、プロパティーマネジメント。 CUSTOM BUILDでは、つくる視点、貸す視点、管理する視点を組み合わせながら、物件ごとの課題に応じたバリューアップを支援しています。




