中古の店舗・住居複合ビルを取得した際に、築年の経過年数以上に、１階店舗のファサードや裏庭、エントランス等が少し残念な状況でした。

もちろん、そういう改善可能箇所に予め目をつけて購入するのですが、毎度ながら、築年数と賃料相場を考慮し費用対効果の範囲内という制約があります。
そういう視点からのリノベーションとして、この物件では、取得時点の空室リニューアルと合わせて、ファサード、エントランス、裏庭といった部分をリノベーションしました。

裏庭は、それほど広い空間ではありませんでしたが、木が植えられている割に経年の汚れや高さのある壁面があり暗い感じでしたので、美観を改善するために、木を活かしたリノベーションを行いました。
夜になると、木をライトアップするというスポット照明、裏庭をきれいにするだけなら必要はありませんし、リノベ費用も少しだけアップします。

築年の経過した物件というのは、往々にして「今さら美観なんてどうでもいい」という感じで、その僅かな費用を惜しみがちですが、僅かな費用でできるからこそ、費用対効果が大きいこともあります。

もとからあった木という素材の活かし方を考えて、アイデアと工夫次第でローコストにリノベーションするというのも、CUSTOM BUILDの追求するスタイルの一つです。