Relationship / Asset Thinking
建物は、完成して終わりではない
建物に関わる仕事は、工事が終わった時点で一区切りがつきます。
しかし、建物そのものは、そこから使われ続け、評価され、少しずつ変化していきます。
私たちは、工事の完了をゴールとは考えていません。
リノベーションも、コンバージョンも、管理も、その時点での最適解を積み重ねていく仕事です。
一度の判断が、その先の使われ方や改修のしやすさに影響することも少なくありません。
その場かぎりの最適化をしない
私たちは、一度の工事で最大の利益を上げることを目的にしていません。
必要以上の仕様を積み上げたり、将来の運用を無視した提案をすることは、結果的に建物の足かせになることがあるからです。
その時は良く見えても、次に手を入れようとしたときに無理が生じる。
運用の中で、扱いづらさが表に出てくる。そうした状態をつくらないことも、建物に関わる側の責任だと考えています。
「ちょうどよかった」が、次につながる
工事が終わったあとに、「やり過ぎなくてよかった」「ちょうどよかった」と感じていただけることがあります。
派手さはなくても、使ってみると違和感がなく、時間が経っても評価が落ちにくい。
その感覚が、次の改修や相談のときに、再び声をかけていただける理由になります。
建物と、長く付き合うために
建物は、所有している限り、必ず次の判断を求められます。
改修するのか、更新するのか、あるいは何もしないのか。
私たちは、その判断の相談相手として、長く関係を続けていくことを前提に仕事をしています。
一度きりの正解ではなく、その時々に合った判断を一緒に考える。
その積み重ねが、建物を使い続けるための現実的な方法だと考えています。
関係が続くことが、評価だと考える
仕事の成果は、完成した空間だけでは測れません。時間が経っても使われているか。
次の局面でも、相談してもらえるか。関係が自然に続いているか。
私たちは、そうした積み重ねこそが、仕事の評価だと考えています。
だからこそ、一度きりの仕事を前提にはしていません。
建物と、その先にある時間に向き合いながら、関係をつくっていく。
それが、私たちの仕事の姿勢です。
