管理しているのは、工事だけではない―コンストラクション・マネジメント

Construction Management

つくる前に、決めること。
管理しているのは、工事だけではない

コンストラクションマネジメントというと、工程管理やコスト管理を思い浮かべる方も多いかもしれません。

もちろん、それらは重要な要素です。
ただ、私たちが現場で向き合っているのは、工事そのものよりも、
その都度求められる「判断」です。

工事は、図面どおりに進まない。
これは、どんな現場でも起こり得ることです。

現場では、常に判断が発生する

建物の状態、法令、既存設備、施工上の制約、コスト、スケジュール。

現場では、これらが同時に絡み合った状況の中で、細かな判断が積み重なっていきます。

見た目を優先するのか。
遵法性を優先するのか。
コストを抑えるのか、完成度を取るのか。

どれか一つを選べば、必ず別の何かに影響が出ます。


「守るべきもの」を見失わない

建物によって、守るべき優先順位は異なります。

賃貸用であれば、
リーシングや将来の運用に支障が出ないこと。

自用であれば、
使い方や思想が空間に反映されること。

その前提を外した判断を重ねると、
工事は成立しても、空間としては破綻してしまいます。

設計・施工・管理を分断しない

私たちは、デザインワークだけを行う会社ではありません。

一級建築士事務所として、
設計、法令、施工の現実を踏まえたうえで、空間づくりに関わっています。

だからこそ、
設計意図と現場判断が乖離しないよう、調整し続けることができます。


完成度は、判断の積み重ねで決まる

コンストラクションマネジメントは、目立つ仕事ではありません。

けれど、
その場その場で行われた判断の質が、最終的な空間の完成度を左右します。

工程を守ること。
予算を守ること。
そして、
建物の価値を守ること。

私たちは、
それらを同時に成立させるための
調整と判断を行っています。

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